VTech Challenge 2020

「VTech Challenge 2020」はブラウザで利用できるオープンソース・ネットワークVR「Hubs」を舞台に、魅力的なアバターやワールド、オープンソースならではのカスタマイズや実際の利用例などのテクニックを共有するオンラインハッカソンプログラムです。

2020年7月15日~9月30日の期間で複数回のオンラインワークショップを実施し、「Withコロナ時代の社会問題の解決」をテーマに世界の開発者が注目するような提案を募集しました。10月23日の最終発表会で共有します。


最終選考作品

登壇資料とHubsルームは、発表者による最新のバージョンがリンクされています。

VTC20-Nakayama

1

Academic Park at Hubs
 

by なかやまきたろ

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VTC20-Heilab

2

研究室の成果を広く伝えるバーチャル展示室

by 伊東健一

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SmileClass

3

いつでもどこでもいっしょに学べるスマイルクラス

by 山崎洋一

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VTC20-Tsumiki

4

オンラインにおける体験展示のカタチ

by 関根健太

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VTC20-DS

5

Hubsでラクラク決済!
VRコマース拡張

by 青柳幸彦

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VTC20-Hoshizora

6

VR星空ライブ
 

by ぽてこ

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VTC20-Gekko

7

Gekko
 

by Enchan

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最終発表会

2020年10月23日、VR Studio Laboratory YouTubeチャンネル(j.mp/VRSYT)にて最終発表会を開催いたしました。VibeShareを使ったリアルタイム応援、オンライン取材・番組観覧も実施いたしました。

VTechChallenge2020最終発表会ダイジェスト版。全編アーカイブはこちら

最優秀作品「Gekko」

「Gekko」Narratify Co., Ltd. Enchan

Hubs内に構築された誰でも出入り自由な「瞑想ルーム」。「トラタカ瞑想」という蝋燭を見つめるだけの簡単な瞑想が行える静かなシーンであるが、空間音響と揺らぎがある蝋燭の炎、虫の存在などが没入感を高める。

Hubsシーンについて
 個々人がHMDやPCで思う存分、座禅や瞑想体験が味わえる。一見、単調で無限に体験するコンテンツに見えるが、虫の音や風、ろうそくの揺らめきなどがあり、20分程度で鐘が鳴る。目的がはっきりしており、終わりが明確なのがよい。また体験初期のチュートリアルが非常に丁寧で、デバイス選択があるのもよい。部屋のつくりは座禅部屋でシンプルであるが、チュートリアルのために多くの分岐が用意された巧みな設計。また説明画像のために32マテリアルあるにもかかわらず軽量で、Oculus QuestなどのスタンドアロンHMDで快適に動作する。

提案資料について
 目的とこだわりポイントが明確で一貫している。コンテンツ的に1回きりではなく何度も使える実用性がある。どれぐらいの人々がどれぐらいの時間、瞑想を行うのか、データがあれば拝見したい。体験した人の感想や体験を感じたい、など発展性も感じられる。

・最終審査会講評

 VTechChallenge2020では「Withコロナ時代の社会問題の解決」をテーマに、世界の開発者が注目するような提案を募集した。ファイナリストとして登壇いただく作品を選ぶ上では作品のすばらしさに、作家へのリスペクト、分野や所属などのバランスを考えながらも、最終審査会にふさわしい特に高いクオリティの作品を選出させていただいた。Hubsはネットワーク共有が可能なVR環境であるが、教育や商業、研究の発信や交流など社会に求められるべき作品が多く並ぶ中、作品「Gekko」は「静寂な座禅部屋」を表現した。晩秋を感じさせる季節感、チュートリアルの作品の作りこみのすばらしさは卓越しており、何よりも『VRの中での静寂』という逆説的なアプローチが染み入った。複数人での体験もまた楽しく、何人で体験したとしても『いつ終わったらいいんだろう・・・』という自問もまた禅体験ならではの体験だろう。世界の細かな作りこみも学ぶところが多い。
 VRはとかく「騒がしいメディア」だと思われている。興奮や驚きといった初期の流行による喧騒はいずれ去り、新しい本質が求められていくだろう。そのような時代の急激な変遷期において「Withコロナ時代の社会問題の解決」というテーマを深く考える上で、人それぞれ異なる「心の平静」を確実に提供し得る本作は、明らかに世界のVRの歴史に一石を投じる作品であり、その体験の手軽さからも広く人々に知られるべきであると考え、最優秀作品として選出した。提案者の今後の活躍を期待します。

 白井暁彦(VR Studio Laboratory, Director)

Gekko
作品「Gekko」はこちらから体験できます
https://hubs.mozilla.com/4q23jpn/gekko-meditation-room

応募要項(応募は締め切りました)

【対象】WebVRに関心があり、
最初の一歩を踏み出したい個人及びグループ
(学生・お勤めの方、どなたでも)

【テーマ】
「Withコロナ時代の社会問題の解決」

新たな感染症によって失われてしまった日常生活、仕事、学び、交流…新しく生まれた社会問題を解決する提案や実践的な使い方、アバターやワールド制作などのデザインを募集します。例えば大学生であれば、授業やゼミ、オープンキャンパス、学園祭、アルバイトなど…ネットワークVRを使うことでできる社会課題の解決をHubs内のモックアップとして自由なフォーマットで制作してください。

【評価要素】

魅力的なアバター
ワールド
カスタマイズ運用事例など
上記を中心に総合的に評価します。

【応募資格】

・Hubsを使った作品を一般公開できる人。
応募規約に同意し、日本語でのコミュニケーションが行えること。
・チームでの応募も可能ですが、代表者が明確であること。
・学生や職業に限らず、アバター名などによるエントリーも可能。

【最優秀作品への賞品】

スタンドアロンVR-HMD Oculus Quest(64GBモデル)
→ 新機種リリースにより
Oculus Quest2 (64GBモデル) + アクセサリ
を贈呈します

またメディア協賛の VRonWEBMEDIA さまより
最優秀作品に対する記事化「独占ロングインタビュー」がオファーされています(告知詳細)。

【エントリー方法】

以下のエントリーフォームより、期間内に企画概要を提案。予選採択者には10月上旬の公開確認を経て、Hubs内特設ステージからのリンクが設定されます。

【エントリーフォーム】

http://j.mp/VTC20E

以下の項目を入力してください
提案タイトル
提案概要
・HubsでアクセスできるルームのURL
・Google Slidesによる提案資料(16:9,ページ数制限なし)
【参考】 GREE VR Studio Lab によるHubs関連資料
 「Mozilla Hubsが拓く新世代WebVRのススメ
既発表要素について
 提案している作品に関係がある要素、外部での展開事例や受賞歴などがありましたらご記載ください(本プログラムは未発表作品に限りません)。またご所属の企業や研究室の研究など、ご自身以外の活動以外に参照すべき成果や参考文献等があればURLや文献情報をご記載ください。


スケジュール

【エントリー】
2020年7月15日(水)~2020年9月30日(水)

【予選選考】2020年10月上旬予定。予選結果通知および公開確認。通過者にはエントリー時の連絡先に予選通過のお知らせし、最終発表会ノミネート時の公開情報の確認を行います。

【最終発表会】2020年10月23日(予定)
最終作品を決定するイベントを開催します。

2019年度「VTech Challenge 2019 最終発表会」の様子

関連イベント

日本語ドキュメントの公開

GithubにおいてHubs日本語ドキュメントを公開しています。

勉強会の開催

「GREE VR Studio Laboratory」が初心者歓迎のオンライン勉強会(もくもく会)等を実施します。Hubsの基本操作やシーンエディターツール『Spoke』の編集操作、シーン制作する上で役に立つ専門スキルを学べるワークショップと、応募者内で集まるオンラインもくもく会を複数回開催予定です。

第1回は7月15日19時から「VRSionUp!7 – Hubs Study」としてHubs内で開催。
[イベントアーカイブ]

「VRSionUp!7 – Hubs Study」
詳細:https://vr.gree.net/lab/live/vrsionup/vrsionup7-20200715/

第2回は8月12日、キッズワークショップ2020(森ビル株式会社主催)にて開催(予約制・年齢制限あり)
「WebVRでライブエンタメ番組を研究しよう」
詳細:http://www.roppongihills.com/sp/workshop/2020/

VRSionUp!8「WebVRオンラインイベント開発」

9月8日 YouTubeLiveにて開催 https://gree.connpass.com/event/187716/

◆連携イベント【オンラインもくもく会】

HubsでもくもくBlenderワークショップ(1)体験会

8月27日 https://connpass.com/event/186321/

HubsでもくもくBlenderワークショップ(2)体験会

9月24日 https://connpass.com/event/187027/

◆連携記事

VRonWEBMEDIA:
【取材レポート】あなたもオンラインイベントが開発できる!? GREE VR Studio Laboratoryの研究に潜入してきました!

技術ブログ:Mozilla Hubsの音響とアバターTips – 夏のインターン完了報告書より

VR Studio Lab / Demo / Hubs


協賛

■協賛募集
企業賞や機材、告知など、本プロジェクトにご協賛いただける企業・先生方を募集します。
お問い合わせ先:jp-gi-vr@gree.net

イクスアール株式会社

法人向けバーチャルシミュレーター及び遠隔ロボット事業等展開しております。
私たちはバーチャルシミュレーター開発を通した「なりたい職業になれる世界をつくる」という取り組みとVTuberを支える技術とは、動きや触覚VRMの産業向け応用や、学生向け「VRインターンシップ」や「XR Tech Nagoya」など中京エリアのXRを盛り上げるべく若き才能を応援しています!

VTech Challenge 2020ではオンラインイベントの運営配信でご協力させていただいております。

VRonWEBMEDIA

VRonWEBMEDIA

VRonWEBMEDIA はxR、AI、VTuber、E-Techなどに関する話題をニュースやコラムの形でお届けしています。GREE様の取り組みにつきまして、これまで「VRSionUp!」への取材などを通じて応援させていただいております。今年も全力で応援させていただきます他、今回はエントリーされた方についても積極的にスポットライトを当てていけたら幸いです!

株式会社Wright Flyer Live Entertainment

グリーグループでバーチャルライブ配信コミュニティ「REALITY」を開発・運営しています。
“なりたい自分で、生きていく”というビジョンのもと、取り組んでいます。
また2020年7月からバーチャルライブ制作プラットフォーム REALITY Live Stage を提供開始しており、第1弾として「WONK」のフルCGバーチャルライブ「EYES SPECIAL 3DCG LIVE」を製作するなど、VTuber技術にとどまらず、XRライブエンタメ技術に挑戦する才能は随時募集しております。

「VTech Challenge」を運営する「GREE VR Studio Laboratory」は次世代のVRライブエンタメを革新する技術研究を推進する組織です。

GREE VR Studio Laboratoryは、VTuber・XRライブエンタメ関連技術の研究開発・異業種との研究開発連携強化、業界振興・人材の支援発掘や育成を通し、人とコンピューティングの新時代を切り拓いていきます。


応募規約

オンラインハッカソンプログラム
『VTech Challenge 2020』応募規約(必読)

■ プログラム内容
[1] VTech Challenge 2020
オンラインハッカソンプログラム「VTech Challenge 2020」はブラウザで利用できるオープンソース・ネットワークVR「Hubs」を舞台に、魅力的なアバターやワールド、オープンソースならではのカスタマイズや実際の利用例などのテクニックを7月15日~9月30日までの期間で複数回のオンラインワークショップおよび最終発表会にて共有します。世界の開発者が注目するような成果のエントリーをお待ちしております。
■ 応募期間
2020年 7月15日 22時00分~2020年 9月30日 23時59分

■ 予選結果発表期間
2020年 10月01日 00時00分~2020年 10月09日 23時59分

■最終発表会(予定)
2020年 10月23日

■賞品発送期間(予定)
2020年 10月24日 00時00分~2020年10月30日 23時59分

■ 応募資格
・日本国内にお住まいの方で、本応募規約をご確認いただき同意の上、 グリー株式会社(以下、「当社」とします)所定の応募方法による応募が可能な方
・未成年者の場合、応募に際し親権者の同意が必要です。
※応募いただいた時点で同意を得ているものとみなします
・当社の社員、当社のグループ会社の社員、及びその家族、並びにそれらの関係者の応募はできません。
■賞品内容
・最優秀賞 『Oculus Quest 64GB』1名(グループの場合は代表者1名)
※賞品内容は予告なく変更となる場合がございます。応募者が13歳未満などの場合は賞品の利用規約によって使用できない場合がございます。

■ 応募方法
・応募フォームへの記入&送信を行うことで応募完了となります。
・応募はおひとりさま一回限りとなります。

■予選通過通知
・予選通過者には、当社又は当社が別途指定する事務局より、ご登録いただいたメール宛てに「予選通過のお知らせ」をお送りいたします。お知らせは10月上旬頃を予定しております。
※落選者さまにはご連絡をいたしませんのであらかじめご了承ください。
■賞品の受取について
・最優秀作品の受賞者の方には、賞品の受け取りのため、最終発表会終了後(10月末)に発送先住所を当社が別途指定する事務局よりメールにてお伺いいたします。
・取得した発送先住所については、後述の「個人情報の取り扱い」記載のとおり、当社のプライバシーポリシーに従い、適切に取り扱います。
・また、商品の受け取りに際しては、記念メッセージ及びご本人を示す画像のご提供を条件とさせていただきます。ご提供の方法等については、事務局より別途メールにてご連絡いたします。
・記念メッセージは、最終的な作品の説明や本プログラムへの感想などでお願いいたします。画像は本人の顔写真である必要はありません。
・記念メッセージと画像はWebサイトに掲載させていただくとともに、将来的な当社のプロモーション等に使用させていただく可能性がございます。

※やむを得ない事情などにより、賞品の発送時期は変更となる場合がございます。

■ 注意事項
・本プログラムは、WebVRに関心がある個人及びグループ(グループの場合は代表者)が対象となります。
・応募に際し、不正行為があったと当社が判断した場合、該当者の全ての応募ならびに賞品獲得の権利を無効とすることがございます。
・賞品獲得の権利はご本人さまのものとし、他者への譲渡、換金、賞品の変更を行うことはできません。
・個人情報入力期間内に個人情報のご登録を行っていただけない場合は、賞品獲得の権利が無効となります。また登録内容に不備があった場合、住所/転居先不明または長期不在などにより、賞品がお届けできなかった場合も無効となりますのでご了承ください。
・本プログラムは予告なく中止または変更させていただく場合がございます。
・本プログラムの応募等に発生するインターネット接続料や通信料は、応募者ご本人さまのご負担となります。

個人情報の取り扱い

・取得した個人情報は、本プログラムの実施、運営(審査、諸連絡、賞品等の配送、本プログラムに関するお問合せへのご回答等)のために利用します。
・お客さまの個人情報を、お客さまの同意無しに業務委託先以外の第三者に開示・提供することはございません。(法令などにより開示を求められた場合を除きます)
・その他、お客様の個人情報の取扱いにつきましては、下記のプライバシーポリシーをご参照ください。
【プライバシーポリシー・個人情報保護に関する基本方針】 https://vr.gree.net/ja/privacy/

よくある質問

Q: 参加者は学生に限られますか?
A: (VTC19は学生向けでしたがVTC20は)限られません。

Q: グリー株式会社の採用に応募をすると有利になりますか?
A: 採用とは関係がないイベントになります。

Q: 応募時には提案追加資料のGoogle Slidesが完成していなくてもかまいませんか?
A: レビュー可能な状態になっていればエントリー可能です。

Q: コンテンツの著作権はどのように扱われますか?
A: Mozilla Hubs 内での作品掲示については、Mozilla Hubs の利用規約およびクリエイティブ・コモンズ(CC.BY)に従い、エントリー者側で管理をお願いいたします。

Q: 予選通過時の「公開確認」とは何でしょうか?
A: こちらのサイトで作品を紹介するにあたり、個人情報の表記の確認及び掲載内容の公開確認が取れた情報のみを紹介することになります。最終発表会やコンテスト終了後にもこちらのサイトにおいて、技術の社会実装や認知向上目的、GREE VR Studio Laboratoryの活動成果発信として掲載許可をいただきます(Web掲載・SNS・動画配信・編集や講演による再利用・広告利用含みます)。

お問合せ先

【主催】
グリー株式会社
東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 12F
Twitter@VRStudioLab
公式ハッシュタグ #VTC20 #VTechChallenge
https://vr.gree.net/lab/vtc/
・本件に関するご質問及びお問い合わせは、
「jp-gi-vr@gree.net」までご連絡ください。
・お問い合わせの際には必ず本プログラムの名称を本文中にご記載いただくようお願いいたします。
※配送時の事故や破損等のご質問は受け付けておりません
※賞品に関する注意事項及び免責事項がある場合は、受賞者さまに別途ご連絡いたします