このページでは無料で利用できるWebボイスチェンジャーサービス「転声こえうらない」とVR Studio Laboratoryにおける音声関連研究に関係する技術情報をまとめています。
転声こえうらない
Webブラウザ上で無料で楽しめるボイスチェンジャサービス
- 『転声こえうらない』利用者の基本周波数分析(音学シンポジウム口頭発表)(2020/5/30)
ラボインターンの堀部貴紀さん(明治大学3年)の研究「『転声こえうらない』利用者の基本周波数分析」が音学シンポジウム(2020/6/6-7)にて学生優秀発表賞を受賞しました。 Google Cloud Platform(以下、GCP)を用いて4万件を超えるボイチェンサービス利用者の声の特徴を分析した成果が評価されました。
http://fms-meiji.jp/archives/1399
GCPを使った音声分析システム
『転声こえうらない』利用者の音声について、明治大学森勢将雅先生らによる音声分析合成システムWORLDをもとに作られたpyworldを使って分析しています。音声分析をもとに得られた平均基本周波数や信号対雑音比のほかに、利用者が選択したタイプやスタイルを収集しています。
基本周波数は人間の声の高さに該当します。
信号対雑音比は発話時と発話していないときのパワーの比に該当し、利用者がどのような環境で収録しているかの指標に使用しています。
転声こえうらない公式Twitterでは、音声分析結果をもとに前日に選ばれたタイプベスト3を公開しています
昨日の #こえうらない
— 「転声こえうらない」”koeuranai” #VirtualVoiceIncarnation (@koeuranai) October 1, 2020
たくさんの方に使ってもらえました。
女性の利用者が多かったようです。
選ばれたタイプは…
1位 #小学生
2位 #カワボ
3位 #おにいさん
くり返し遊んでくれた方もけっこういらっしゃいました。
ボイスチェンジャー品質改善のための定性分析
堀部貴紀(REALITY/明治大),白井暁彦(REALITY),森勢将雅(明治大), 「『転声こえうらない』を通したボイスチェンジャー品質改善のための定性分析と考察」, 日本音響学会2021年春季研究発表会 [Web] [Slides] [SlideShare]